【ChatGPT】なるほど!欲しい回答を得るためのプロンプトのコツ

AI活用
びたろー
びたろー

こんにちは!びたろーです。

ChatGPT、使っていますか?

ChatGPTはアプリ(iOS用)もできて、便利に使えるようになってきていますが、

「ん?あれ?間違ってはいないけど、質問の回答としてはなんかちょっとずれているな」

なんて感じることありませんか?

ChatGPTに送信する質問や命令などをプロンプトと言いますが、どのように書くかによって、回答の的確さや精度に影響します。

そこで今回はそのプロンプトの書き方のコツや工夫について解説していきます。

プロンプトって何?

最初に基本的な語句の意味を説明しておきます。

ここで言うプロンプトとは、AIに送信する文字列のことです。

IT的にはコンピュータにコマンドを入力する場所を表す表示のことを言います。

例)Windowsのシステムツールにあるコマンドプロンプト
  入力位置を示す“>”をプロンプトと言います。

comand prompt

一方、AI関連の場合は、AIに対する質問や指示のことを“プロンプト”といいます。

例)・ChatGPTについて教えてください。
  ・効果的なダイエットのやり方を5つ提案してください。

ChatGPT prompt

ChatGPTに限らず、画像生成AIなども含め、AIに与える指示のことをプロンプトと言います。

AIは与えたプロンプトに基づいて回答します。

あなたの意図する回答を得るためには、プロンプトの与え方に工夫が必要です。

次からプロンプトの入力について解説していきます。

プロンプト入力で意識すること

プロンプトを入力する際に意識することは何でしょう?

………

……

それは、

ChatGPTを人だと思って質問すること!

えー!それだけ?
人だと思えって言われても…他になにかあるんじゃないの?

AIが相手でもプログラム言語のようなものを書く必要はありませんが、文章は理解しやすいように書くのがポイントです。

人が読んでわかりやすいかどうかでチェックするといいでしょう。

プロンプト入力の基本

まず基本的なことをおさらいしておきましょう。

クリアで具体的な質問を設定する

質問を投げかける相手はAIだからって特別なものはありません。

普通に人と会話をするように文章を入力すればOKです。

ただし”理解しやすい文章を書く”こと。

質問であろうと指示であろうと明確で具体的な書き方をすることが重要です。

この点は、相手が人であろうとAIであろうと同じです。

”理解しやすい文章を書く”ことは、的を射た答えを得るために必須と考えましょう。

質問の背景や前後関係を提供する

ChatGPTはあなたの質問の背景や前後関係を知らないため、いきなり質問を投げかけるのではなく、簡単な説明を加えることが重要です。

例えば、

「来月から転勤で通勤時間が片道1時間半長くなります。通勤時間でも行える自己啓発についてアドバイスしてください。」

のように、状況や背景を簡潔に加えることで、より適切な回答を得ることができます。

必要な情報を明確に指示する

プロンプト入力で欲しい情報が何か、具体的な指示をすることは重要です。

例えば、下の例のように漠然とした聞き方をするよりは、欲しい情報は何か具体的に示すことで、返ってくる答えがより質問の意図に沿ったものになっていますね。

漠然と質問した場合
具体的な情報と指示を加えた場合

必要なフォーマットや形式を指定する:

プロンプトの入力時に指定すれば、特定のフォーマットや形式で回答を得ることができます。

希望する形式やアウトプットの指示を明確にすると、ChatGPTが適切な回答や応用を提供してくれます。

例えば、

「エクセルで、A列とB列の値を比較して同じ値の場合はC列に”〇”を、違う値の場合は”×”を入力するマクロを作成してください。」

のように、希望する形式やアウトプットをはっきりと指示することで、ChatGPTが適切な回答や応用を提供してくれます。

これらの基本原則を守ることで、プロンプト入力を効果的に活用し、より的確で満足のいく回答を得ることができます。初めての利用でも、この原則を実践してみてください。

納得している人

プロンプト入力の具体的なテクニック

質問をシンプルかつ明瞭にする

プロンプト入力では、質問をシンプルで明瞭にすることが重要です。煩雑な表現や冗長な文言は避け、簡潔な形で質問をまとめましょう。

例えば、

「最も効果的なダイエット方法は何ですか?」

のように、核心をついた明確な質問をすることで、的確な回答を得ることができます。

具体例やシナリオを追加する

質問に具体的な例やシナリオを追加することで、回答がより具体的で役立つものになります。

例えば、

「旅行先での安全対策についてアドバイスをお願いします。特に盗難や事故に遭ったときの対処方法や予防策などを教えてください。」

というように、具体的な状況やシナリオを提示することで、より具体的な回答を得ることができます。

追加の制約条件やパラメータを指定する

特定の制約条件やパラメータがある場合は、プロンプト入力で明確に指定することができます。

例えば、

「10分以内でできるリラクゼーション法を教えてください。ただし、予算が制約となります。」

のように、時間や予算といった追加の制約条件を指定することで、より適切な回答を得ることができます。

質問の種類に合わせたキーワードを使用する

質問の種類に応じて適切なキーワードを使用することで、回答の精度を高めることができます。

例えば、

「2020年に最もヒットした映画について教えてください。予告編、出演者、評価などの情報を教えてください。」

のように、映画に関する質問では「予告編」や「出演者」などの適切なキーワードを使うことがポイントです。

これらのテクニックを実践することで、プロンプト入力をより効果的に活用し、より具体的で適切な回答を得ることができます。

初心者の方でも、これらのアプローチを試してみてください。

ユーザーの知りたいことや悩みを解決するためのプロンプト例

ここからは、いろいろなプロンプトの例を挙げていきます。
参考にしてください。

一般的な質問

◆「~について教えてください。」
 例)世界で最も平均年齢の高い国はどこですか?

◆「~に関する情報を教えてください。」
 例)Bitcoinとは何ですか?

◆「~についての特徴や利点を教えてください。」
 例)AIを使う利点は何ですか?

技術的な質問

◆「(技術的なトピック)の基本的な原理や仕組みを教えてください。」
 例)暗号通貨の基本的な原理や仕組みについて教えてください。

◆「(技術的なトピック)に関する最新の動向やトレンドを教えてください。」
 例)人工知能の最新の動向やトレンドについて教えてください。

判断や意見を求める質問

◆「あなたにとって(トピック)の利点と欠点は何だと思いますか?」
 例)キャッシュレスの利点と欠点は何だと思いますか?

◆「(議論のテーマ)についてあなたの意見を教えてください。」
 例)オール電化のメリットとデメリットについて、あなたの意見を教えてください。

◆「(テーマ)に関する問題解決のアプローチや提案を教えてください。」
 例)気候変動対策としてのエネルギーについて、あなたの提案を教えてください。

特定の情報やデータを要求する質問

◆「(トピック)に関する統計データを教えてください。」
 例)日本の平均賃金の統計データを教えてください。

◆「(テーマ)の具体的な事例や成功事例を教えてください。」
 例)再生エネルギー分野で成功した企業の具体的事例を教えてください。

◆「(トピック)に関する専門的な研究や論文を紹介してください。」
 例)ダイエットに関する専門的な研究や論文を紹介してください。

これらのプロンプトを活用することで、特定の情報やデータを求める質問に対しても、より的確な回答を得ることができます。

また、必要に応じて具体的なトピックやテーマに合わせて質問をカスタマイズすることもおすすめです。

プロンプトの最適化と評価

プロンプトの微調整と試行錯誤

プロンプトの最適化には、微調整と試行錯誤が重要です。

始めたばかりの人でも以下の方法でプロンプトを最適化できます。

質問の具体性
質問はできるだけ具体的にしましょう。
例えば、特定の情報やパラメータを追加することで、回答の品質が向上します。

制約条件の明示
回答に特定の条件がある場合、プロンプトではっきりと指定しましょう。
必要な条件を明確に伝えることが重要です。

応答の形式
回答の形式を指定することも有効です。
要点を箇条書きにまとめて欲しい場合や、具体的な例を挙げて欲しい場合など、希望する形式をプロンプトに含めることで、回答がより適切な形で提供されます。

これらの微調整を行いながら、試行錯誤を繰り返しましょう。プロンプトの最適化は経験とフィードバックを通じて向上していきます。

プロンプト入力の制限と注意点:

文字数制限とテキストの断片化

プロンプト入力には文字数制限があります。始めたばかりの方には、以下の制限と注意点があります。

文字数制限
プロンプト入力は一定の文字数制限があります。
長い文章を入力すると、一部が切り捨てられることがあります。
ですので、短く簡潔なプロンプトを作成しましょう。

プロンプトの文字数について

ChatGPTのプロンプトには文字数の制限があります。

GPT-3.5の場合、最大入力トークン数は4096トークンです。

トークンは必ずしも1文字ではなく、テキストをトークンに分割する際に、単語、句読点、記号、空白文字など文脈に基づいて分割されます。

つまり、トークン数は、単語や句読点などテキストを構成する要素の数を表します。

GPT-3.5は、一度に読み込むことができるトークン数に制約があるため、入力をより短くするか、長い入力を複数の要求に分割する必要があります。

プロンプトがあまりにも長くなって入力が制限を超える場合は、要点を絞ったり、重要な情報に絞って入力するなどの工夫が必要になるかもしれません。

テキストの断片化
文字数制限を超える場合は、テキストを断片化して入力することができます。
途中で切れてしまった文章に続きを書く場合は、前のプロンプトの続きとして断片化したテキストを追加することで、文脈を保持することができます。

不適切な質問や情報の提示に注意する

プロンプト入力では、不適切な質問や情報の提示に注意が必要です。
以下の点に留意しましょう。

倫理と公平性
プロンプトで要求する情報や質問は倫理的に適切であるよう注意しましょう。
人種、性別、宗教などの差別的な質問や情報は避けるべきです。

機密情報の共有
プロンプト入力において、個人や機密情報を共有することは避けましょう。
セキュリティ上のリスクを回避するため、個人情報や機密データの提示はしないように。

結果の文脈を考慮する

プロンプト入力では、回答の文脈を考慮することが重要です。
以下の点に留意しましょう。

続けて質問する場合
複数の質問を連続してプロンプトに入力する場合は、前の回答の文脈を明示することで、より適切な回答を得ることができます。

追加の情報の提供
回答に対して追加の情報や具体的な要求をする場合は、プロンプトではっきり指定しましょう。
具体的な要素や制約条件を含めることで、より適切な回答を得ることができます。

これらの注意点をしっかりと意識してプロンプト入力を行いましょう。

より良い結果を得るためには、繰り返し試行錯誤して経験を積んでいくことも大切ですよ。

まとめ

今回の記事では、ChatGPTのプロンプトの入力の仕方について紹介しました。

プロンプト入力の基本は、

  • 具体的で明確な質問をする。
  • 背景や文脈を提供する。
  • 必要な情報を明示する。

です。

これに、

  • 具体例やシナリオの追加。
  • 制約条件やパラメータの指定。
  • 質問の種類に合わせたキーワードの使用。

を加えていくことで、回答精度をあげていくことが可能です。

これらのポイントを押さえながら、効果的なプロンプト入力を行っていきましょう。

繰り返し試行錯誤しながら、あなたなりのプロンプトのスタイルを確立していけるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. yoshi より:

    ChatGPTを人として質問する事、具体的に簡潔に質問する事を考えてプロンプト入力します。
    参考になりました。ありがとうございました。

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